
この記事ではワタシの実体験において、英語の文法が分からない原因を解説します。
ワタシは学生時代文法が大の苦手でした。
授業はいつも爆睡。テストは記号問題を埋めるのみ。かなり出来の悪い生徒でした。
30歳を過ぎてからアメリカに住み始めて、早5年。
在米中に英語の勉強をし、TOEICは480点から750点にUPし、転職にも成功しました。
また、アメリカの語学学校で学んだ内容なので信憑性は高いと思います。
この記事の内容
英語の文法が分からない原因
英語の文法を理解するメリット
英語の文法を効率的に理解する学習方法
やってはいけない英文法の学習法
この記事を読めば、なぜ、英語の文法が分からないかの原因を知ることが出来ます。
また、英語の文法は、会話力、読解力、の土台となるので、理解できるとその後の学習がかなりスムーズになります。
効率的な学習方法が分かり、英語の文法が理解できる手助けになるよう書きました。
ワタシも文法が大の苦手だったので、お気持ちはひじょーに良く分かります。
こんな方におススメ
- 社会人になって英語の学習をし直している
- 英語の文法の何が分からないか分からない
- 英語の文法の基礎的な所で躓いている
- 初心者~中級者レベル
- 英語を使う仕事に興味がある
※バチバチの受験向けの記事ではありませんw
英語の文法が分からない3つの原因

英語の文法が分からない原因は3つです(ワタシの実体験)
- 英文法を説明する日本語が難しい
- 丸暗記をしようとした
- 使いどころが分からない
英文法を説明する日本語が難しい
英語の文法を説明する日本語ってなじみがないですよね。
英語を勉強しているのに、なぜ難しい日本語が出てくるのか…
関係代名詞
分詞構文
過去完了仮定法

みたいな感じでW
学生の頃、これでワタシは英語の文法の授業が大嫌いになりました。
文法用語はラベルである
英語の文法を説明する日本語は後付けです。ラベルみたいなもの。
英文法を日本語で説明しようとした結果、難解な用語がついてしまったワケです。
ネイティブならば子供が分かるような文法なのに、です。
関係代名詞、過去分詞、そんな言葉を知らなくても海外では5歳の子供が英語をしゃべっているんです。
おススメなのは、日本語から英文法を学ぶのではなく、英語の感覚に慣れて文法を学んでいく方法。
これに特化した書籍が、一億人の英文法と、頑張らない英文法です。
詳しくは以下の記事ご紹介しています。
参考▶【1億人の英文法】感想とおススメ使い方のご紹介!※TOEIC650から750へUP!
参考▶頑張らない英文法の感想とおススメ学習法【初級~中級者向け】
丸暗記をしようとしている
これは学生時代のワタシ。
理解半分のまま、文法を説明する日本語のみを丸暗記。
さらに代表的な例文をわけも分からず丸暗記しようとしていました。
学生時代なら、赤点を免れる程度の点は取れます。
しかし、仕事に役立てたい、会話を上達させたいという事においては
マジで無意味でした(経験済み)
英語の文法の使い方が分からない
実際に、英文法を学んで実生活において、使用する機会は少ないです。
問題集を解いて、並べ替え問題が解ける、穴埋め問題が解ける。
はて、実際それが何につながる?
学んだ英文法を、どのように使うか理解できていないと、やはりピンときません。
また、勉強のモチベーションがとても続きにくいです。

ワタシの場合はそうでした。
英語の文法を理解するメリット
英文法は文章の土台、設計図のようなものです。
英文法を理解すると、会話がしやすくなり、文章の読み書きができるというメリットがあります。
そんなことしなくても、会話はハートと気合で通じる!
そう思ってましたけど、なかなか早い段階で詰みましたよワタシ。
遠回りの様ですが、文法を理解することは英語学習の土台なので、後の英語学習の効率がグッと上がります。
※あくまでワタシの体験に基づきます。
人によっては文法の勉強をせずとも、感覚のみでバリバリしゃべれる人もいます。
会話がしやすくなる
文法という文の設計図を頭に叩き込んで、言いたいことに合わせてここに単語を当てはめる。
この流れを意識すると、かなり会話がしやすくなります。
- 設計図をはっきりと描く
- そこに単語をあてこむ
- 口に出す
この流れを何回も練習し、スピードを上げる、あてこむ単語の数を増やす。
それによって、会話の力が上がるという事です。
文章が読める・書ける
会話が出来るのと、同様のロジック。
同じ単語でも文法によって意味が大きく変わったりします。
英単語の丸暗記だけでは長文の読解は詰みます。おまけにスピードも遅い…。
分からなくても何とかなる
そりゃ、文法が分からないまま海外に行って、ホテルに泊まり、ショッピング。
一夜限りのデートが実現・・・なんてこともありえなくはないですよ?
ワタシも来たばっかりの頃は全く分からずでしたが、生活は出来ていましたw
しかし、何とかなるけど、なんともならないとも言えます。
会議で、出川イングリッシュのような発言は出来ませんし、
電話での発注作業に40分もかかったり・・・苦労は山のようにあるからです。
英語を学ぶ目的が何かにもよりますが、文法を理解したほうが確実に自分の世界は広がります。
英語の文法を効率的に理解する4つの学習方法

英語の文法を30歳を過ぎで学び直したワタシの実体験です。
- 文法の全体像をイメージする
- 五文型を徹底的に理解
- 文法用語を最低限覚える
- 実際にどう使われているか学ぶ
英語の文法の全体イメージ
図解で理解すると英語の文法ってこんな感じです。
文型となる基本の型に、表現を加える助動詞、時制、仮定法によって内容にアレンジを加えます。
料理で言えば、メインの肉や魚にソースやスパイスで味付けが変わるようなイメージです。

第五文型を押さえる
初めに、基本となる五文型をガチッと理解するのがおススメ。
高校の文法の授業で一番最初に覚える事項です。
ワタシはコレが大嫌いでした。
こんなの覚えなくても単語の意味さえ拾っていけば、文章は書けるし、通じるじゃんと思っていたからです。
それでもできなくはないです。
ですが、ビックリするぐらいすぐに詰みました。
やはり文法が分からないと、文章の組み立てができないので話したり書いたりができません。
品詞の意味を理解

まずは、品詞の意味を確実に抑えておいた方が良いです。
これさえ理解できれば、他の文法用語はそんなに分からなくても何とかなります。
品詞はレゴブロックの種類
英語の文章をレゴブロックに例えてみます。
単語1つ1つが、レゴのピース。
レゴを組み立てて、建物を作る。
それは、単語を組み立てて、文章を作るような感覚です。
ではどんなレゴブロックの種類があるか?どのような使い方をしたら建物が出来上がるのか?
それを知っておく必要があります。
品詞とは、レゴブロックの種類を指します。
代表的なレゴブロックは以下の8種類です。
このレゴブロックを使って、色々なお家や建物を作るように、様々な文章を作ることができます。
名詞
モノ、人の名前を表す単語
例:Apple Pen Mother Father 等
動詞
モノ、人の動きを表す単語
例:Run Swim See Make
助動詞
動詞の前に置かれ、動詞のニュアンスを変えてくれる単語
例:Can Will May
形容詞
名詞の前に置かれ、名詞を詳しくする単語
例:Beautiful Cool Cold
副詞
名詞以外の単語の前に置かれ、その単語を詳しくする単語
例:Very Fast
接続詞
文と文をつなぐ単語
例:Because But and
前置詞
名詞の前単語に置かれる単語。位置や方向性などを説明する
例:On by to
冠詞
名詞の前に置かれる
a the しかありません。
詳しくはコチラの記事で紹介していますので、是非理解を深めてみて下さい。
参考▶【初心者向け】英語の文法をイメージで理解!冠詞の使い方を画像で解説するよ
実際に英文法がどう使われているか学ぶ

英会話と並行して勉強する
英文法の勉強が進んできたら、会話の練習をすることをおススメします。
具体的には、第五文型が理解できたあたりから。
- 文型を意識する
- そこに単語をあてこむ
- 口に出す
この流れを考え、意識しながら会話に挑む。
実際に学んだことが、どう活かされるのか。
実感しながら学習できるのはとても効率が良いと思います。
英語字幕で映画を見る
おススメは10分程度のシーンを繰り返し見ること。
意味を100%理解することに集中せずに、自分が勉強した文法が、どのように使われているのか?
それを意識しながら見ましょう。
慣れてきたら、セリフをマネしてみるもの良いですね。
ちなみに私はスクールオブロックを50回以上は見ました。
日常生活で頻繁に使う表現も良く出てくるので、おススメの映画です。
▶参照【初級~中級者向け】スクールオブロックで学べる頻出英会話10フレーズ

やってはいけない英語学習法

丸暗記
参考書に書いてある日本語の解説、代表的な例文を暗記しないでください。
○○の後にはtoがきてー
have+過去分詞だからー
こういう感じで覚える事です。
絶対に挫折します。
あと、ホントに理解できてるか謎…理解できなかったら使えませんからねw
いきなり問題集を解く
まずは文法書で基礎固めをした方が良いです。
英語の文法が分からない状態で、問題集を解いても全く意味ないですよw
萎えるだけです。
まとめ
英語の文法が分からない原因3つ
- 英文法を説明する日本語が難しい
- 丸暗記しようとしている
- 英文法の使い方が分からない
英語の文法を効率的に理解する学習方法4つ
- 文法の全体像をイメージする
- まずは五文型を理解する
- 品詞から文法用語を理解する
- 実際にどう使われているか、会話や映画で理解する
最後に、記事内で紹介した、2冊の文法書籍のリンクを貼っておきます。
30歳過ぎて勉強し始めた時に購入しました。
単語のイメージや、ネイティブの感覚をつかむことに特化している内容です。
1億人の英文法
頑張らない英文法
この記事を読んで、分かる…と思った方は、これらの書籍と相性が良いと思いますので、是非チェックしてみて下さい。
本日も最後までありがとうございました。